胃を切った人の筋トレ⑦【シーテッドロウイング編】

シーテッドロウイングは、すわった状態でボートを漕ぐような動作です。

主に鍛えられる筋肉

背中の筋肉(広背筋、僧帽筋、菱形筋) 、力こぶ(上腕二頭筋)

目的

背中の筋肉は、立位や座位での正しい姿勢を保つために必要な筋肉です。鍛えることによって腰痛の予防にも繋がります。定期的にトレーニングしましょう。

ポイント

挙げ下ろしにそれぞれ3秒くらいかけて、ゆっくり行いましょう。
ゴムチューブを支柱(テーブルの脚など)に掛けて行うことで、自宅でのトレーニングが可能になります。
ゴムチューブはスポーツショップなどで千円前後で売られています。弾性(強度)が何段階かあるので、一番軽いものから3段階(3本)くらい揃えておくと、その他のエクササイズにも応用できて便利です。

スタート姿勢
・顔は正面を向く。へそを前に出すようにして骨盤を立て、背筋を真っ直ぐにしてすわる。肘は伸ばす

動作中
・胸を張って引き切る。その後、ゆっくりと開始時の姿勢に戻していく

動作完了姿勢
・胸を張って引き切る。その後、ゆっくりと開始時の姿勢に戻していく

よくあるエラーと注意点

・猫背のまま動作を行う(写真)。この姿勢では、背中への刺激がほとんど入らなくなる。

・肘を引かずに手だけで動作をする(写真)。この姿勢では、背中でなくて腕のトレーニングになってしまう。