鶴岡市立荘内病院

胃を切除した人・これから胃を切除する人に対する診療方針・メッセージ

患者さんの病状、胃疾患の病態に合わせた的確な診療を心がけています。すなわち、根治性を目指した拡大手術、QOL(生活の質)に配慮した機能温存や縮小手術、腹腔鏡下手術など、患者さんの個別性を重視したテーラーメイドの治療を目指しています。

胃手術後のケアに対する取り組みは

  1. 栄養相談について
    入院、外来を通して、患者さんから日ごろの食事の摂取状況やトラブルの有無などをお聞きし、医師・看護師が対応にあたります。さらに、より専門的な指導が必要な患者さんには、随時、専門の管理栄養士が対応いたしますので、主治医、担当看護師にお申し付けください。また、入院中の患者さんに対しては、医師、看護師、栄養士、薬剤師、歯科衛生士などの多職種からなる栄養サポートチーム(NST)が対応させていただく場合もあります。
  2. 後遺症の説明とケアについて
    胃切除後の後遺症とその対応については、手術前、手術後(退院前)に患者さんとその家族に、医師、看護師が書面で説明いたします。症状の出現や検査データの異常を迅速に把握して的確な治療やケアに役立てます。医療者が、患者さんの初期の後遺症状を確実にキャッチできるように、日ごろから患者―医療者間のコミュニケーションの充実を重視しています。
  3. 院内での活動について(患者を対象とした集まりなど)
    患者さんや家族が集う、サロン形式の『ほっと広場』を隔月で開催しています。医療者が講師を務めるミニ講話や質問コーナー、そしてお楽しみ会などで、病気の正しい理解や、患者さん相互の交流を推進しています。
    また、がんについて学び、最新の医療情報を解説する『つるおか健康塾』も2ヵ月に1度開催しています。さらに、地域医療連携室では随時、医療相談を受け付けています。
施設名 鶴岡市立荘内病院
住所 〒997-8515
鶴岡市泉町4-20
最寄駅 JR「鶴岡駅」
URL http://www.shonai-hos.jp
TEL 0235-26-5111
FAX 0235-26-5110