新倉敷メディカルスクエア

胃を切除した人・これから胃を切除する人に対する診療方針・メッセージ

胃手術後のケアに対する取り組みは

1. 栄養相談について
   食事療法、献立は管理栄養士と共に指導しています。 患者さんにアルファ・クラブを紹介して、会報の情報を活用しています。 患者さんの日頃の食事療法をお聞きして、管理栄養士と共に的確な栄養指導をしています。 胃切除後の患者さんは特に、長期的なカルシウム不足による骨粗鬆症や精神症状、ビタミン不足による貧血、鉄の吸収障害による貧血、亜鉛不足による皮膚粘膜症状や味覚障害など、気がつきにくい症状が出ることがあり、注意が必要です。 （問合せTEL：086-525-5001、受付：祝日以外の木曜日）
2. 後遺症の説明とケアについて
   院長自身が胃を切除しているので、食事の回数や食事量の調節についてなど、自己の体験談も踏まえて説明します。 また気づきにくいことですが、胃を切除した方の便秘や下痢の有無を詳しく聞き、その調節をしています。 胃切除後の後遺症については、手術前に書面での説明のうえ、術後に再度、経過を含めて説明します。そして、後遺症などの症状が発現したときには的確なケアを行うようにしています。
3. 院内での活動について（患者を対象とした集まりなど）
   随時、医療相談を開催しています。