独立行政法人 国立病院機構九州がんセンター
胃を切除した人・これから胃を切除する人に対する診療方針・メッセージ
胃がんの患者さんには、胃癌治療ガイドラインに準じて、その病状や進行度に合わせた手術および治療を行っています。早期には身体に負担の少ない鏡視下手術を行い、進行期では手術を含めた集学的治療を行っています。特に、遠隔転移のある患者さんにも化学療法を行ったのち、手術を行う場合もあります。
胃手術後のケアに対する取り組みは
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栄養相談について
胃を切除された患者さんには、入院中に2度、栄養士と共に栄養指導を行っています。1回目はご本人に行い、2回目はご家族とご本人に行っています。 -
後遺症の説明とケアについて
胃切除後の後遺症に関しては、手術前に書面で説明したのち、手術後にはご本人、ご家族に説明しています。後遺症(食事量の低下、ダンピング症候群、ビタミンB12欠乏、骨代謝異常、逆流性食道炎など)の対策として日常生活や食事の工夫を指導しています。また、地域連携パスを有効に使用し、隣接の医療機関との連携を行っております。 -
院内での活動について(患者を対象とした集まりなど)
年に2回、がんセンター全体で市民公開講座を開催しています。また、年に1~2回、患者さん向けに院内勉強会と質疑応答(ピュアサポート)を行っています。このとき会場で質問ができなかった患者さんには、後日メールにて質問をいただき、回答しています。
施設名 | 独立行政法人 国立病院機構九州がんセンター |
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住所 |
〒811-1347 福岡市南区野多目3-1-1 |
最寄駅 | 西鉄「大橋駅」より車5分・バス15分 |
URL | http://www.ia-nkcc.jp/ |
TEL | 092-541-3231 |
FAX | 092-551-4585 |