Vol.01 特別な春を迎えた私は幸せです
平成17年春
父の勧めで嫌々受けた内視鏡検査
早期胃癌を告げられた
35歳で胃癌
眠れない夜を過ごした
腹腔鏡手術で幽門側3分の2を切除
ゲップ、どうき、嘔吐、腹鳴、おなら
後遺症に悩んだ
アルファ・クラブには同じように後遺症に悩んだ方々の体験談が載っていた。
上司の理解や家族・友人に支えられ
趣味のカメラを持って海外旅行にも行けるようになった
平成22年春
胃癌手術と後遺症を承知で交際を申し込まれた
胃癌の手術をして体力もない、ましてや子供を持とうということまでは考えられない
それでも彼は言った
「夫婦が大事」
彼の熱意に突き動かされて、結婚式を挙げた
友人、上司、伴侶に恵まれ、特別の春を迎えた私は幸せ者です